口の機能を支える化粧

口の機能を支える化粧
口の機能を支える化粧クロワッサンの2015年7月25日号が、資生堂が取組んでいる “化粧療法” を紹介していました。

資生堂で高齢者に対する化粧療法の研究をすすめている池山和幸さん(医学博士・介護福祉士)は、「口腔ケアというと、歯、歯ぐき、舌など口の中の お手入れが思い浮かびますが、同じくらい大切なのが、笑う、話す、食べるなどお口の働きをケアする “機能的” 口腔ケア。化粧には、この機能を維持・向上させる力があることがわかってきました」 と語っています。

スキンケアからメーキャップまでの一連の化粧には、唾液分泌を促す効果が期待できるそうです。スキンケアの際、唾液腺の3つの部分(イラスト参 照)を意識して、マッサージするだけです。
また、メイクの過程でチークを頬の高い位置に塗るために口角を上げる表情をしたり、完成した顔を見てにっこりするなどの表情筋を使うことも唾液腺 の刺激につながります。
美容教室の参加者を対象にした調査で、化粧品を肌に塗る際、指先の温かさや化粧水などの冷たさが、肌の末梢神経への温度刺激になり、結果的に嚥下 の力を引き出してくることが明らかになっているとのことです。

化粧は、「おいしく食べて健康に長生き」 というシニア世代のニーズにも応えられる力を持っています。
「きれいでいられ、副作用もない。加齢ともに、化粧の意味や価値は新たな深さや重みを持ちます。年だから化粧なんて、ではなく、最期まで自分らし く年を重ねるために、日々の化粧の習慣をずっと継続してほしいと思います」 という池山さんの言葉で、記事は締めくくられていました。

口の機能を支える化粧


配信 Willmake143