わが家が一番危ない!

わが家が一番危ない!
わが家が一番危ない!日本人の半数近くが人生の終わりを自宅で迎えたいと考えています。住み慣れたわが家はもっとも落ち着ける場所かもしれませんが、実は数々の突然死リスクをはらんでいるとサンデー毎日2020年3月29日号は伝えていました。

2月11日、ノムさんの愛称で親しまれた元プロ野球監督の野村克也さんが都内自宅の浴室で亡くなりました。
享年84歳。深夜に入浴した際、虚血性心不全を起こし、帰らぬ人となりました。
1月29日にも歌手の梓みちよさんが都内自宅のベッドで亡くなっているところを発見されています。76歳、心不全でした。
全国在宅療養支援診療所連絡会理事で、『平穏死」10の条件』の著者である長尾和宏先生は、「野村さんのようにお風呂で亡くなるケースはしょっちゅうあります。一人暮らしでなくても、家族が目を離した時に亡くなることは珍しくありません」と話しています。
浴室は自宅の中でもとりわけ死亡リスクの高い場所として知られているそうです。

厚労省の「人口動態調査」(17年)によると、家庭内における不慮の事故による死者は1万4671人で交通事故死(5004人)の3倍近くになります。
その内訳は、長らく「転倒・転落」と「溺死・溺水」、「誤えん・窒息」が上位を占めています。このうち「溺死・溺水」の大半が浴室でのケースだそうです。
「多くの人は今日入るお風呂が自分の最期の瞬間だと思わずに生きていますが、『ここが死に場所になるかも』と頭の片隅に置いておくことが重要です。気持ちがいいのでリラックスしたくなりますが、非常に危うい場所だととらえ、気を張っておくことで防げることは多いですから」と長尾先生は記事の中で語っています。


わが家が一番危ない!また、廊下や部屋の境界などにも3大リスクの一つである転倒の恐れが潜んでいます。
長尾先生は「廊下と部屋の数ミリの段差が危ないのです。気を抜いたところで転んでしまい、骨折してそのまま亡くなってしまう人も少なくありません。普段過ごしている部屋からトイレまで、なるべく短く、手すりや壁を伝っていけるのが大事です」といっています。

「長年暮らした住まいだと、無意識レベルでどうしても『大丈夫だろう』となりがちです。
たとえば80歳の方が50年暮らしていたら、30~40代の動ける頃の自分の身体感覚がしみついているわけです。けれど年を重ねれば体は衰えていく。
住まいは変わらないのに体が変わっていくことが感覚的に分からないから、危険性が高まる」のだそうです。

3大リスクの第2位「誤えん・窒息リスク」は、食べ物に絡む不慮の死で、最も警戒すべきは餅と団子です。
高齢になるとどうしてものみ込む力が弱くなるのに、お餅やお団子を食べたがる方が多い。
油断して食べていて、深刻な事故につながったことが数多くあっているそうです。

配信 Willmake143