「唾液の力」で新型コロナは抑制できる?

「唾液の力」で新型コロナは抑制できる?
「唾液の力」で新型コロナは抑制できる?新型コロナウイルスが、世界中で猛威を振るっています。感染に対する生体での“水際作戦”として今、「唾液の力」に注目が集まっています。
唾液には、食べ物の消化を助ける酵素のほかに、口に入ってくるウイルスや細菌などの病原体に対する防御因子が含まれており、感染症の予防や全身の健康維持に重要な役割を果たしています。
唾液・唾液腺研究の第一人者であり、神奈川歯科大学大学院口腔科学講座環境病理学教授の槻木恵一先生のインタビュー記事が2020年3月13日、日経BP社が運営するWebサイト「Beyond Health」にアップされていました。

『唾液成分には、ウイルスや細菌の侵入を防御する作用があるのですか?>』

唾液の99%は水分ですが、残り1%に100種類以上の成分が含まれています。
この中にある抗ウイルス・抗菌作用を持つ免疫物質が、インフルエンザをはじめ様々な感染症から私たちの体を守ってくれています。
唾液中にある免疫物質は、口内に侵入したウイルスにくっつき、免疫物質に取り囲まれたウイルスは唾液の自浄作用によって洗い流されます。



「唾液の力」で新型コロナは抑制できる?感染防御には口腔内の環境も重要で、1日2〜3回の歯磨きで口腔内の衛生を保っておかないと、ウイルス感染を助長することになります。
口腔での感染予防には、唾液中にあるIgAという抗体が免疫物質の中で最も重要な役割を果たしています。
IgAは免疫物質の一種であり、唾液をはじめ、母乳、涙、鼻汁、腸内などに存在しています。IgAは、様々な種類の病原体に幅広く反応して、生体を防御しています。

唾液中のIgAが低下していると、上気道感染症(いわゆるかぜ)を引きやすくなるなど、呼吸器系の感染症にかかりやすい状態になります。
IgAのレベルが高い人は感染しにくく、低くなると感染しやすいことは、よく知られています。
このIgAがコロナウイルスの感染予防にも有用である可能性があります。槻木先生はこのように述べていました。

配信 Willmake143